まつもとの雑記

理系のオタクが一般ピープルには理解されない"ディープな"趣味について書き綴ります

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雪虫

最近、寒くなりましたね

この時期になると「雪虫」を見かけると思いますが、もう見つけることができたでしょうか?

そもそも、雪虫はなんぞや?という人もいるかもしれません。

雪虫は簡単にいうと、アブラムシに白い棉のようなものが生えている見た目をしている。そもそも、雪虫と呼んでいるトドノネオオワタムシはアブラムシの仲間。

アブラムシの仲間という点と体に棉のようなものが生えているという点で、雪虫の飛翔能力が貧弱だということが理解されたかもしれません。全くその通りなのです。

風に吹かれると空中を漂う姿はまさに雪そのもの。

私は自転車を漕いでいる時に雪虫が鼻や目に入るのでムカっとしますが、雪虫が多く空中を漂っていると本物の雪みたいで思わず見とれてしまいます。

北海道の方では「雪虫が現れる=雪が降る時期が来た」らしいですが、私の住んでいる地域もかなり寒くなってきましたので本当に雪が降るかも。

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写真に白く写っているのが空中を漂う雪虫

捕まえて雪虫をよく見てみましょう

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捕獲する際に強く握りしめてしまうと、雪虫の棉(炭水化物由来の糸状の白腺物質)が取れてしまします。

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スマホのカメラじゃこれが限界です。とりあえず、羽がついているアブラムシに白い棉を付けたヤツです。それ以上でもそれ以下でもありません。ちなみに、羽の閉じている形からセミっぽいなと思われた方は中々鋭い。どちらもカメムシ目(半翅目)です。カメムシ目の特徴は口が針状になっていて、植物や動物に突き刺して汁を吸うのです。ミズカマキリやサシガメなどがこの仲間です。

雪虫と言ったら「美しい」「綺麗」などの声が聞こえるが、所詮「羽の生えたアブラムシに棉状の物質がついただけ」なのでは?と思ってしまう自分がいる。