みなさんはメンマが何でできているか知っているだろうか?
中には誰かが冗談で言った「竹の割り箸に醤油を吸わせてふやけたのがメンマ」みたいなデマを信じ込んでしまっている人もいるのではなかろうか。
安心してください。皆さんが思っている以上にまつもとは賢いのでメンマはタケノコから作られていることを知っています。
しかし、"メンマに使われるタケノコが中国に生えている麻竹だ"みたいな情報だけでそれ以外の作り方などの情報はさっぱりわかりません。
そして偶然こんなところに麻竹ではなく孟宗竹ですが、タケノコがあります。
いやー、偶然って怖いですね
インスタ映えしそうな山菜(タケノコ&タラの芽)
実はタケノコ、写真では1個だけですが実は友達と山に入って大量に持って帰ったので大量にあります。
(冷蔵庫がタケノコまみれだから大量に消費するため、保存しやすくするためにメンマを作るというのも目的のひとつ)
湯がいたタケノコの皮を全て剥き、ここからは切っていきます。
穂先の方が鍋に入っていますが、私たちが食べているいわゆる"メンマ"は根本らへんの将来的には竹の筒になる部分だと気付きました。よりメンマらしくするためタケノコの外周を繊維に沿って包丁で薄く削いでいきます。
あっ、もちろん、節のところも全部使いますよ。
一見単純そうなこの作業が実は非常に疲れる。なにせ10本以上で中には超巨大タケノコもあるものですからまだ3本目…あと7本もある、、、と、精神的に病みそうです。
私はタケノコからメンマを作る機械…機械だから感情はない…辛いという感情はない…と言い聞かせ何時間かかったかは忘れたが全てのタケノコを刻むことに成功。
この後に塩漬けして発酵させている期間と塩抜き、乾燥、乾燥したメンマ的なものを水で戻す作業が本来ならある(たぶん)と思うのですが、大量にあるタケノコが邪魔すぎるので煮詰めました。
本格なメンマを期待していた人、ごめんなさい。
醤油、創味シャンタン(他には味覇でもいいと思う)、みりん、砂糖と鷹の爪を少し入れて煮詰めます。
なんでこんな材料になったかというと、まつもとはまず、タケノコのスライスにメンマのような色を付けたかったのである。茶色にするにはどうすればいいのかを考えた結果、醤油を入れることにして、その他の中華な味付けは創味シャンタンに任せた。
その後、煮詰めていく途中で甘さが足りなかったので砂糖を加えたのであった。
一部のタケノコは気持ち乾燥させてみました。では煮詰めます。
IHコンロで鍋2つ置いてやっていますが、まだまだタケノコ(スライス済み)が残っており、鍋2つ分が待ち構えています。これは萎える。
そしていい感じになりそうなものだけを集めた精鋭部隊は写真を撮ってブログに載せる用として4つの鍋とは別枠で丁寧に作った。もちろん、丸1日かけたが全て終わらなく2日目の夜にようやく完成した。
上の写真はだいぶ煮詰めて汁気がなくなりました。後もう少し
ごま油をかけて炒めて完成。これは作り方が違えど誰が言おうとメンマだ。
ちょっと食ってみたがうまい。作ったばかりよりも2日目の方が味が染みていて美味い。乾燥させてから作ったメンマは本家に近かった気がするが、乾燥させる暇があったとしてもメンマにしまってもいいかもしれない。
この歯応えがいい感じで食ったらわかるがまあ酒のあてになる。
子供が食べるのであれば鷹の爪はいらないと思うが、食べないのなら鷹の爪以外にラー油を数滴いれるのもいいかもしれない。
これはラーメンに乗せたくなるな
こんな苦労しなくてもメンマがネットで買える時代だから、ラーメンの上に乗っているメンマを求めるならAmazon、買いに行くなら業○スーパーとかにいこう。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のために外出自粛が呼びかけられています。コロナがおさまったら買いに行こうね