前回はシカのロードキルを回収して解体したという話でした。
事故の衝撃で内出血が酷い部分がありましたが、食べることができそうな部分もありました。
はい、解体したシカのモモ肉を使います。
シカ肉の下処理をします。
ひと口大のサイズにシカ肉をカットし、赤ワイン、ローリエ、ローズマリー、ショウガ、ニンニクを入れて漬け込みます。
生のシカ肉にはE型肝炎ウイルスや寄生虫がいる可能性がありますので、この時に用いた包丁、まな板などの調理器具は後で熱湯をかけて消毒しましょう
今回は成り行きで大量にカレーを作ることになりました。すぐに消費するのではなく、冷凍して保存しておきます。
後の手順は普通のカレーを作るときと一緒。玉ねぎが飴色になるまで炒めます。
飴色になった玉ねぎは寸胴鍋に移し、漬けておいたシカ肉を炒めます。熱を通すという意味といい感じに焦げ目をつけようと思って焼きました。
寸胴にシカ肉を漬けていたワイン、シカ肉、玉ねぎ、にんじん、ジャガイモ、水を入れて加熱します。ここで入れる水は本当ならジャガイモやにんじんの皮と鶏ガラでスープを作ってカレーに入れますが、そんな時間が無かったので妥協してコンソメを入れました。
あくが出るのですくい取り、ルーをいれましょう。
隠し味かは分からないが、はちみつ、めんつゆを入れた。
6Lの寸胴から溢れんばかりのカレールー
完成しましたー
食った感想は「すごくうまかった」
血抜きができていないので臭いかと思ったが臭くなく、子鹿だったからなのかすごく肉が柔らかかった。牛肉よりかは多少劣るが普通に美味い。
シカ、おそるべし