まつもとの雑記

理系のオタクが一般ピープルには理解されない"ディープな"趣味について書き綴ります

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夜の海へ行った話

暖かくなり桜の花もちらほら咲くようになりましたが、深夜の磯は寒いですね。

今回、夜の磯に来たのは生物調査です。

どんな生き物と出会えるでしょうか?

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アマモが生い茂っている"アマモ場"は魚の産卵場所、稚魚や小型動物の生息場所、隠れ家であり、富栄養化のもととなる窒素やリンを吸収し、水質浄化の役割もあるとされている。

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ひと掬いでも網の中を確認すると…

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大量のボラの稚魚です。

ボラは場所にもよりますが獲ってはいけない時期がありますので持って帰るのはやめましょうね。

では、アマモ場で捕獲できた生き物たちを紹介します。

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最小のイカと呼ばれるヒメイカ

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底物のコチ

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これまた底物のウシノシタ

これは砂浜に打ちあがっていた…

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 カミクラゲ。触手を見たところ弱っていると思われるがたくましく動いていた。

 

目視を合わせるとカサゴクサフグ、ハゼsp、ヨコエビイソスジエビウミウシsp、ヒラムシ、、、と真冬の海より生き物の数や種数が多い。

真冬のマイナス潮位の時期に海に行くのもいいかもしれませんが、少し暖かくなって生き物達が活動し始めた今、行くのはどうでしょうか?