まつもとの雑記

理系のオタクが一般ピープルには理解されない"ディープな"趣味について書き綴ります

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犬や猫を食べる文化を悪と捉えるのはどうなのか?

犬食文化がある国、例えば韓国や中国は動物愛護団体から槍玉に挙げられることが多いが、実は他のアジアの国でも犬肉(狗肉)を食べる地域がある。猫食文化に関しては幕末の頃は日本でも食べられていた。他には南アメリカやヨーロッパなどの世界各地でみられる。

犬肉や猫肉を食べることが「悪」であり、そういった文化のある国の人たちを「文明が低い」と蔑むような世論?風潮がある。特に愛玩動物として犬や猫を飼育する国からそのような声が上がる。

動物愛護の人たちは  ”犬・猫は食べ物じゃない” だの ”残酷で嫌” だの言っている。これは多くの人が持つステレオタイプとして、衛生環境が整っていない場所で、汚れた檻の中に詰め込まれているような環境をイメージするだろう。全くその通りである。

特に新型コロナウイルス(COVID-19)は不衛生な環境で、自然界では起こり得ない密な環境に多くの種類の動物(ヒトも含めて)がいるという環境から、動物からヒトに感染するようになったのだとされている。

以前ニュースになったようにベトナムであったが肉付きをよくするために泥水を飲ますだとか、苦しめて殺した方が美味だという話がある。またウワサではあるが、ペット泥棒や野良犬、猫を捕獲して食肉加工するという話がある。

日本でも繁殖業者や販売流通の問題、無責任な飼い主がいるため、行政が安楽死などの処分をしているが、韓国ではそれ(無責任な飼い主による不適切な飼養、繁殖、飼育放棄の問題)に加えて食用の文化があるため状況は最悪だ。

動物愛護の人たちが言及するのは販売する過程で虐待を行なっている内容に関して文句をいうのは良いが、食文化を否定する権限はないと思っている。

我々からすると犬や猫は愛玩動物だが、他国ではそうとは限らない。そして自分(自国)の価値観を押し付けるのはいかがなものなのか。我々が食用としてるブタやニワトリ、ウシと犬・猫の命はないが違うのか?単に「可愛いから殺すな」では通用しない。

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アメリカでは屠殺直前のブタの虐待の動画がある。なぜ、家畜のブタを虐待しているのに豚肉を食べるのを禁止しろ!という風にはならないのか。犬や猫はダメで家畜ならいいのか?

何度もくどいようにいうが、食用として加工することや食べることは悪ではい。虐待することが悪なのである。

 

話が変わるが我々はウナギを食べる文化があり、ウナギの漁獲量が減っているのは事実である。天然物じゃなくて養殖物を選ぼうという人がいるが、養殖のウナギも元々は天然のウナギであり、稚魚をとってきて肥育しているのだ。漁獲量が減っているからといって土曜の丑の日のキャンペーンが中止されるかといわれればそうではない。

ウナギも犬も猫もブタもニワトリも同じ生き物ではないのか?

私は犬や猫を食べるなと禁止する、犬や猫を食べる文化を否定する理由がわからない。