まつもとの雑記

理系のオタクが一般ピープルには理解されない"ディープな"趣味について書き綴ります

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水槽のクルマエビ

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matsup.hatenablog.com

 

前回の最後の方にクルマエビのことを書くと書いたので。

水槽に入れた砂の粒が少し大きいようで潜りにくそうですが、たまに潜っています。

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クルマエビ飼育には砂が必須だと個人的に思う。そもそも生息している環境が波が穏やかな内湾の「砂泥底」とかなので、昼間は砂に潜ります。砂があった方がクルマエビ的にもストレスがかからないのではないか。(写真は砂に潜らずに出てきたんだけど…)

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サザエの下に潜り込もうとしているクルマエビ。どうやらサザエの下に入りたいらしい。

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写真を撮るためだけに砂の中から出てきてもらいました。とても新鮮ですよ。

おそらく、生で食べると身の味よりも弾力の方がすごいと思う。

ちなみに、エビの仲間は死ぬと体内にある自身の消化酵素で分解*1されてしまい鮮度が落ちてしまします。そのため、活きたクルマエビは湿らせたおがくずに梱包します。

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ピントが合わずにボケていますが、頭の方の内側にエラがあり、動かしています。ここで呼吸しています。このエラが湿っていれば空気中の酸素をエラの水分を通して取り込むことができるので、鮮度を保つことができます。鮮度を保つ(死なせない)ために、湿ったおがくずに梱包されているのです。

ちなみに甘エビの仲間は鮮度が良すぎると味がほとんどせず、死んでから少し時間をおくことで自己消化の過程で(酵素によってタンパク質が分解されてアミノ酸が生成される)あの旨味ができます。

水槽で飼っているクルマエビが弱っていたり、死んでから時間が経っていなかったら食べて供養するということができるのではないか。おそらく、新鮮なクルマエビよりは弾力は落ちるが甘みがあると思う。こんなことを書いているとサイ○パスと言われてしまいそう。

 

クルマエビの餌は水槽内に湧いたゴカイですが、雑食性なので藻類も食べます。死んだ魚の肉も食べると思います。アサリの剝き身を与えてみたらすごく食べていましたよ。

 

そういえば、前にTwitterで値下げシールが貼られたパックに入ったクルマエビが生きていて、水槽に入れたら復活したという投稿が注目されていたことがありました。クルマエビと運命的な出会いをしたのであれば、飼育してみてはどうか。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

新たな発見がありましたら、ご報告しますね。


飼育しているクルマエビの様子

*1:個体の死亡後にその組織や細胞が自身の酵素によりタンパク質、脂質、糖質などが分解され軟らかくなる現象。 胃腸粘膜が胃液や消化酵素により消化されることを特に自己消化と呼ぶ