料理に見栄えを求めるなら外食で対価を払ってこい。と言いたいが言えない。だって高いもん。
外食よりも少ないコストで飯を作る、カレーなどを一気に作ってしまえば光熱費が削減できるよね、と思い自炊をし始めて2年以上。何故か急に「自分で作ってみたい」と思うことが多々あり、素直に買ってくればいいのにチーズやアンチョビ作りに手を出してしまった。本当はカラスミ作りもしたかったが、私が忙しい時期とボラの産卵期が被ってしまい、結局のところ何もできなかった。
話は変わるが、今まで料理の写真をアップしてきたと思う。しかし、どれも美味しそうに見えないのが欠点だった。
基本は揚げる事が多いため色が単純で、どこか足りないような気がする。ほぼ茶色。
という訳で脱・茶色を目標として友人を呼び、おしゃれなイタリアンを作ることにした。
おしゃれとは縁が無い私が、はたして…
今回の目標は「多くの色を取り入れる」、「美味い」で、この2つの条件を満たすものを作るとなればイタリア料理をと思ったが、そんな知識がある訳でもなく詳しくは無い。外食で見たことのあるものや食べたことのある味くらいしか無い。
そこで、ジョジョの奇妙な冒険に出てくるトニオさんの回とクックパッド、Googleの画像検索で猛勉強した。
脱・美味そうに見えない飯。まつもとのバージョンを1.1から1.2にアップデートする時間です。
これならどうだ?
これで以前の料理のような“インスタに上げたら叩かれる”ような見栄えから変わっただろうか。
圧倒的迫力。そして自分の料理スキルも圧倒的成長。ただ、写真を撮るという技術は研究しなければいけないようだ。。。
この調子で外来種を使って料理をしたら、以前よりも真似したくなる料理が生み出せるかな?
はい、アメリカザリガニのトマトクリームパスタ
うん、アメリカザリガニ。これでレシピ投稿サイトに載せても大丈夫かな?
ここで真面目な話に戻すと、主に外来種を食用に利用する時の課題は、汚い・臭い・硬い・不味いなどのネガティブイメージを払拭できるかがキーになってくるのではないかと私は思う。
意外と知られていないが、外来種は私たちが普段食べている食材よりも良いものがある。元はと言えば食用利用で日本にやってきた種もいるくらいだから当然かもしれないが。
落合ら(1994)は、オオクチバス、ブルーギルは良質のタンパク質補給源で、タウリンなど健康増進に有効な成分を含むこと、肉質は脂肪が少ない白身であり、練り製品等の加工原料に適していることなどを明らかにした。
落合芳博 鈴木亜紀子.霞ケ浦産外来魚の筋肉の成分組成 1994 .茨城大学教育学部紀要 (自然科学)43号 p.99-107
https://core.ac.uk/download/pdf/59201713.pdf
外来種(ここでは外来魚ですが)はかなり有用な食料資源になるのではないか?
外来種を食べるということが広く認知されれば、外来種を用いたビジネスモデルの確立も夢ではないかもしれない。
「厄介者」捨てず 一石二鳥 京都新聞 2009.7.16
https://www.kyoto-np.co.jp/static/kp/special/ecology/kankyo/pdf/090716.pdf
最近は鉄腕DASHのグリル厄介などで外来種を「美味しく食べて」駆除するといったことや、兵庫県ではミドリガメの肉を入れたレトルトカレーを開発していたりと外来種食?ジビエブームが来ているようである。つまり何が言いたいか、このビックウェーブに乗るしかない。