-これは、ひょんなことからコイを入手してしまった男がコイを料理するまでの記録である-
食中毒の危険性を理解したうえで閲覧して下さい。
さて、綺麗とは言い難い水質の池で釣れたコイを浴槽で飼育して本日が3日目。前回ご紹介したように、水換えを徹底するとエアレーション無しでも生きていることがわかりました。前回に理由として紹介しませんでしたが、水温が低いという点も重要かもしれません。例えば、クリオネを飼育する場合、クリオネが生存可能な温度はマイナスは下限がなく、上限が10℃程だと言われています。マイナス1℃で飼育すると餌無しでも約1年は生き続けますが、5℃で飼育すると2ヶ月程で死んでしまいます。
なぜ、温度が違うと生存期間が異なるのか。それは、低温だとエネルギーの消費が少なくなるからだ。(※水温を高めにしてクリオネを飼育するとかなりの頻度で餌を与えないと餓死します。また、水流があるとさらにエネルギーを消費させてしまいます。)
このエネルギー消費の話はコイも同じです。エネルギーを消費させないために、水温を下げましょう。私の住んでいる地域は外の気温が低いので、浴槽の窓を開けるだけで冷えるが。ちなみに、一般的に水に溶け込む酸素の量は、水温が低く、圧力が高いほど溶け込みます。
コイは3日目も生存しています。元々、池という止水域の環境に生息していた個体なので、酸欠に強いのかもしれない。池に光合成をする生物が多ければ酸素量は多いと思うが、このコイがいた池は…。
とりあえず、「汚い」「臭い」池から持ってきたコイ。浴槽で飼育したら、浴槽が臭くなりました。ニオイを例えるなら、魚が死んだニオイ(腐臭)。
次は4日目ですね。泥抜きは長期になりそう。
*1:肝臓細胞の変性や壊死を引き起こす。その後、脳細胞・心筋の損傷など、神経系統や心臓血管系の異常を招き死亡する。