干潟散策の時に素手で捕獲したアカエイ(尾部を含めて30cm程の個体)を持ち帰り、飼育しています。
まだ飼育を始めて日にちが経っていませんが、私と同じようにアカエイを飼育する人がいるかもしれないので、気付いた点等を書いていこうと思います。淡水エイを飼育されている方は多いのですが、アカエイはね…
大きい水槽がいる
アカエイの尾が結構長く、体板部と同じくらいの長さでした。小さい水槽ではエイが泳げないので、ストレスがかかりそうです。また、アカエイの場合は尾を含めなくても80cmくらいになると言うことを頭の隅に入れておきましょう。私が捕獲したアカエイの大きさで45cm水槽で飼育は無理そうです。大きい水槽の方が水質も安定するし、ね?
毒を持っている
淡水エイもアカエイも毒があります。淡水エイをペットショップで見ましたが、尾に鋸歯状の棘がありました。アカエイの棘は、アカエイを見たことのある方はわかると思いますが、尾に一本の棘があります。そして、その棘は刺さると抜けにくい構造になっています。
私はアカエイ水槽に手を入れるのが怖いので、水族館のタッチプールのエイと同じように棘を切断しました。棘を深く切断するとエイを傷付けるし、切断が不十分だと再生するため、この加減が難しいそうです。もちろん、作業する場合は棘が貫通しにくいゴム手袋などを装備して行ってください。
寿命
アカエイの平均寿命は15〜20年程とされています。(私の魚類の飼育経験から)メダカやモロコ、ネオンテトラなどの熱帯魚と比較すると寿命がとても長いです。
他の海水魚との混泳
アカエイはおとなしい*1ので混泳はできると思いますが、エイと同じ遊泳層(底の方)の魚はケンカするかエイに食べられると思います。また、攻撃性の高い魚だと、エイがつつかれて傷だらけになります。私の飼育しているエイ水槽では、イサキの幼魚が泳いでいます。
餌について
今の所、干潟で採集したアサリやオキシジミを与えていますが、魚の切り身でエイが釣れるので魚の切り身も食べると思います。活アサリを与えていますが、かなりの量を食べるので水槽の水がすぐに濁ります。ろ過能力の高いフィルターが必要です。
その他
・水槽の上部に飛び出し防止の網や板と重りが必要
地震などの衝撃が起きたら絶対に飛び出します。ちょっと衝撃を加えたらこんな感じです。
水槽内を駆け回ります。写真を撮ろうにもエイの動きが速すぎてブレるのでもう写真はいいや。。。
・砂を入れると落ち着く
暴れていたのがおとなしくなります。体表に傷があったのでトリートメント水槽に入れていましたが、砂を入れた水槽に移しました。砂に潜りたかったみたいですね。
そういえば、アカエイって美味しいらしいですね。
この個体は飼育するので食べませんけど、機会があれば食してみたいと思います。
*1:海水浴場での事故はエイを踏むから刺される。実際はおとなしい