前回釣ったブルーギルの内、新鮮なブルーギルを現地で締めて持ち帰りました。
(死んだ個体は穴を掘って埋めました)
外来種のお話↓
早速、捌いていきましょう
三枚おろし
はじめに書いておきますが、三枚おろしの方法はご存知だと思うので省かせていただきます。
まず、ウロコを落とします。ブルーギルの背びれは棘があるので、ハサミ等で切断しておいた方が良いです。
下の写真のように背骨まで切れ込みを入れてから、下方向にポキッとすると…
写真のように頭の方に内蔵がつき、処理が簡単です。
(腹あたりにあるのはブルーギルの卵)
ブルーギルの卵。
尾びれが欠けている個体(おそらく、すでに産卵した個体)から卵が出てきました。
昔、家に近くにオオクチバスとブルーギルが生息する池がありましたが、現在ではオオクチバスの個体数は減ってブルーギルの個体数が増えているようです。
メディア等でよく、オオクチバスが生態系に影響を与える生物として取り上げられますが、オオクチバスの卵や他の魚の卵、小魚、水生昆虫、甲殻類、水草等を食べるブルーギルの方がオオクチバスよりも生態系に与えている影響が大きいと個人的に思います。
身と骨、身の三枚におろせたら、中骨を削ぎ落とします。
小さいブルーギルだとこの作業が難しい。
中骨を削ぎ落として完成。
料理
私は昔、祖父からこう聞きました。「何でも天ぷらとか唐揚げとかにしたら食える」と。
確かに油で揚げることで、山野草のアク抜きをせずに食べることができるのもある。
油で揚げればブルーギルの臭みも無くなるだろうと思い塩胡椒で味付けをし、片栗粉をまぶして揚げることに。
塩胡椒を振って下味をつける。
片栗粉をまぶして、油へ投下。
写真撮ろうとすると はねた油が肌に当たり、カメラ(iPhone 6)を落としそうでした。
完成
手前の2つの塊はブルーギルの卵です。カリッカリに揚がっています。
よく見ると、ブルーギルの身(写真の中心付近)からイトミミズのようなものが
油でカリッカリに揚げられているので死んでいますが、生でブルーギルを食べたら間違いなくアウトですね。
ブルーギルの身は油で揚げているからか臭みは無く、美味しくいただけました。卵の方もサクサクしていて美味しいです。まぁ、食用として持ち込まれた魚なので不味いことはないでしょう。
最後に
寄生虫がいるので生食しないで下さい。もし、ブルーギルを調理する(ブルーギル以外でも)場合は十分に加熱調理をして食べて下さい。