みなさんは覚えているだろうか。
約4ヶ月前にスーパーの生き物を買ってきて水槽で飼育しようとしたバカな男を。
昔、これをやろうとして母親に止められたことがあります。
ですが、今は一人暮らし。
昔できなかったことが思う存分できるチャンスです。
前回ではスーパーで売られているアサリはもちろん、ハマグリやアワビ、サザエ、マガキ、バイ貝をスーパーで購入し、水槽で飼育してみました。結果としては飼育しようと思えば飼育可能である*1ことが分かりました。
そしてそれらの記事の公開後、私にこんな声が届きました。
「産地が近いんだから生きてて当然だ」と。
※ハマグリ(中国産)、アワビ(韓国産)、アサリ(熊本県産)、バイ貝、サザエ(京都府産)、マガキ(愛媛県産)
という訳で無視してスーパーに行きました。
そこで、この時期によく目にするものがあったので購入しました。当然、水槽で飼えるのかを確認するためです。
何を購入したのかというと…
酒蒸しやお味噌汁に入れると非常に美味ですが、この中から生きていると思われる個体を15体選別し、生きているかを判別して飼育します。本来なら開店と同時に買う方がホタテの生存率が高そうですが、たまたま寄ったお店に置いてあったので少し時間が空いています。(=死んでいる個体が多いかもしれない)
今回、ホタテが生きているか死んでいるかを判断するポイントとして、殻を開け閉めできるかが最大のポイントだと個人的に思っています。アサリもそうですが、弱っている個体は貝柱の部分で殻の開け閉めができなくなり、口が開いたままになるので、一番良い個体は自分で殻を開け閉めができる個体。次に良いのがつまようじを口に近づけると殻を閉じようとする個体としました。
結果ですが、5個体は自分で開け閉めができる有望な個体で、その他は少し弱っているのか異物がくると貝殻を閉じようとしました。一応、選抜した個体は全て生きていました。
上の写真は死んでいるホタテガイ。貝柱のところが溶けているようにも見える。
貝ひもの部分がしゃんとしていなかったら、死んでいるか弱っている個体です。
上の写真はつまようじを近付けたら反応する"生きている"ホタテガイ。貝柱の部分がかろうじて制御できているのか?たぶん、すぐ死ぬ。貝ひもの部分を触ると反応(殻を閉じようと)する。
最後の写真は一番生存率が高そうな生きているホタテガイ。長期飼育できそう。刺激を与えなくても殻を閉じようとする。
…という感じにホタテガイを仕分けました。
売られている時点で死んだ個体や弱っている個体は味噌汁にしました。
非常に美味。
スーパーで売られているアサリやハマグリを飼育する場合も同じですが、弱っている個体は食べてしまいましょう。水質を悪くするだけです。
今回のホタテガイはすぐに死んでしまいそうですが、何個体かは生存してくれると願っています。水槽にホタテガイが泳いでいる光景が見られる日もそう遠くないかもしれません。
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2018.3.6 後編も公開しました。
*1:売られていても生きている