今の時期、水路に赤いボディーをした生き物が大量発生している。
そう、アメリカザリガニ
今回はアメリカザリガニを捕獲して調理します。
なぜするのかと言われたら、一つ目に「おそらく美味しい」。二つ目に「もし美味しいならば食費が抑えられる」三つ目に「IKEAのメール」
三つ目のIKEAのメールについてはコレ。
タイトルのザリガニフェスティバルに目がいきました。
スウェーデンの夏の風物詩とあり、スウェーデンではザリガニ漁が始まる季節だそうです。
明らかにザリガニパエリアの写真は、パエリアの写真にアメリカザリガニの写真を合成してますがね…
「海外で食ってるなら日本でもザリガニ食えるよね」といったノリで始めます!
ザリガニ捕獲
私は人目を気にする生き物なので、人が少なくなる夜の川に行きます。
夜は暗く危険なので、昼間以上に注意してください。
ぼんやりとザリガニのシルエットが!
赤い色をしているが、通常の3倍の性能は持っていないので 素手で捕まえることができます。
料理
ザリガニは泥抜きをする方が好ましいと思います。しかし、私は早く食べてみたいという好奇心で泥抜きする期間なんぞ待てません。さっそく、鍋に水を入れて沸騰させ、カニを湯がく要領で塩を入れ、ザリガニを茹でます。
(私が捕獲したザリガニが生息する川はホタルやサワガニがギリギリ生息できる環境です。意外と綺麗なのであまり泥抜きのことは考えていませんでした)
しかし、寄生虫は怖いので10分くらい茹でました。
その後、ザリガニを真っ二つに。
写真の黒くなっている部分はおそらく泥。はらわたと一緒に取り除きます。
ザリガニ、すごく…大きいです…
こう見ると、伊勢海老やオマールエビに見えてきませんか?
意外と茹で汁からいい香りが。
今回は私の十八番、トマトクリームパスタを作ろうと思います。
まず、フライパンにオリーブオイルをもこ◯ちみたいに注ぎ、にんにく、鷹の爪を入れていい香りがするまで炒めます。
いい香りがしてきたので、ザリガニを投下。
(ザリガニは既に火が通っているので)ザリガニとオリーブオイルをよくなじませ、トマト缶、生クリーム*1を加える
ええ感じや… 忘れずに塩を加えて味を調節してくださいね
後は、パスタに盛り付けるだけ。
材料調達から1時間足らずで、アメリカザリガニをふんだんに使ったトマトクリームパスタの完成!
やったぜ。
気になるお味は…
美味い。店で出しても問題ないレベル。
泥抜きをしていないのでミソの部分はほとんど取り除きましたが、身にミソの風味がガッツリ残っていました。
ただ、エビよりも身がしっかりしているので、油で揚げ過ぎると身が固くなると思います。
味は問題ないのだが、ザリガニの脚が取れやすい。食べている時に口に中に残るので、身も詰まっていない脚の部分は取り除くべきだと個人的に思いました。
最後に
捕獲する際は注意してください。ザリガニを素手で捕獲すると指を挟まれる可能性もありますので軍手を使ってください。料理する際は、はらわたの部分は取り除いて食べましょう。
余談ですが、今回のパスタとザリガニの塩茹で、個人的な酒の肴ランキングを作るとしたら上位に組み込むかもしれません。
上位に入る理由はコスト面と味。ザリガニ釣りならば、スルメとタコ糸。捕獲するとなるとタモ網もしくは素手。容器はプラスチックケースやスーパーの袋で十分です。私の場合は購入したものはタモ網のみなので、スーパーで売ってるエビを買うよりはるかに安いですが、捕獲する手間があります。
しかし、ザリガニを捕まえて食べることで、外来種の駆除もできるって良いことなのではないでしょうか?
この記事を読まれた方は実践してみてはいかがでしょうか?
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お父さんが、お子さんとザリガニ釣りをしてその後に持ち帰って食べる…といったこともできるのではと想像しましたが、子供がドン引きするところまでが容易に想像できたため、これ以上深くは提案しません。